私オカマでした(4)

okama.jpeg

はーい!シゲちゃんでーす。

今日は久々に「私オカマでした」の4回目でーす。

■ お金がない

 週末の新宿で羽目をはずしすぎた私たちは、4万円の借金をこしらえてしまい困惑していた。やはり学生の行くところじゃなかった、そう思っても後の祭りだった。季節はもう秋に近づいていた。キャンパスの一部の木々は色づき始めていた。

campus.JPG

 私たちはJR中央線沿線にある大学に通っていた。静岡出身ののコージと学食で240円のAランチを食べたあと、外の芝生に寝転んでいた。

コージ「シゲ、その後、例の件どーなったら?」
シ ゲ「ああ、あの店のことだろ?明日いくことになってんだ。」
コージ「オレもいこうか?つか金ないんだら?」
シ ゲ「ああバイト代もらったばかりだし。」
コージ「だよな。オレもマジ生活苦だわ。」

 そこへ岩手出身のマナブがニコニコしてやってきた。

マナブ「よっ!お二人さん!景気の悪い顔してますなあ。」
コージ「うっせー、オマエも連帯責任だら。」
マナブ「まぁまぁ、オレ臨時収入っすう!」
シ ゲ「うっそぉ、パチンコか?競馬か?」
マナブ「競輪でヒトヤマっていいたいとこだけど2万円だべ。」
コージ「マジかよ。10万ぐらい稼いでこいよ。で、どこよ?」
マナブ「立川競輪、バイト先のおっさんと一緒にいって当てたつうわけよ。」

シ ゲ「おい、いや、マナブちゃん。その2万円くれ。」
マナブ「お代官様、バカこいちゃなんねえだ。これは大事な・・あっ!。」

 私はマナブが目の前でちらつかせていた2万円を、奪取!

シ ゲ「明日、歌舞伎町の店にいくんだわ。学生証ないと困るしさ、だから頼む。」
マナブ「おおそーか。でもあと4万だべ?おまいら持ってんの?金。」

シ ゲ「ねーよ・・。」
コージ「右に同じく。」

シ ゲ「これがあれば明日店にいける。残りはなんとか待ってもらう。」
マナブ「そーか・・。わかった、悪いけどオレはちょっと都合あって。」
シ ゲ「ああ、まかせとけ。おれ一人でいく。3人でいけばまた飲むだろ。」
コージ「たしかに・・。あの異次元パフォーマーがいるからな。」

マナブから受け取った2万円を持って翌日、再びゴールデン街の門をくぐることに。
夜は涼しげな風が吹き始めた9月の下旬だった。

続く・・。

→ 私オカマでした(5)

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック