人形の家(1)黒猫館

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はーい!シゲちゃんでーす。

 先週、久々にパブ「オイラセ」さんで飲みましたぜ。もちろん赤いボトルの芋焼酎「海童」をロックでいただきました。やっぱ美味い焼酎すよね。なんだかずいぶんと間が空きましたがまた書いてみるんでよろしくっす。「わたしオカマでした」シリーズもずいぶんと間が空いてますがそのうち書くつもりっす。

 さてと今回は題して「人形の家」。オイラセさんのカウンター席で飲んでた時にネクタイしたおじさんが熱唱していた時に思い出したネタっす。ネタといっても実話っすよ。若い人はわかんないかもしんないけどね、「人形の家」といえば、むかし弘田三枝子さんが歌ってヒットした名曲っすね。怒られるかもしんないんすけど、シゲちゃんが語ると、これすらもシモネタ系になっちまう。

人形の家(1) 黒猫館

 その頃、私は駅から遠い、でも大学のキャンパスまで徒歩で10分ほどの当時の典型的な勝手付き6畳間の木造アパートに住んでおりました。どの部屋も住んでいるのは男ばかり。ゴミの日になると漫画雑誌やエロ本が大量に出されているのでそこは不自由したことがなかったすね。学生のほかにリーマン(会社員)も住んでたから週刊誌や漫画本は毎週タダで読めたんすね。

 ある日エロ雑誌が5冊ほどゲットできたんす。買えば結構な金額になるんすから貧乏学生にといってはお宝なわけっすね。友人と部屋で読んでいて、最後のページに載っていた広告が、

「さびしい夜の貴方のパートナー」新宿黒猫館が贈る出血サービス第2弾
郵便局止め支払いOK 格安の今がチャンス!
あのルミコ・ジュンコ・モモエちゃんが貴方を待っている!

おおっ!これは!

 過去にストリップネタを書いたらグーグルさんの規約違反項目に引っかかったのであまりはっきりとは書けないんすけど、いわゆるなんとかワイフすね。その日はバイト代が入ったので強気になってたんす。葉書で新宿黒猫館に注文することにしたっす。今ならネットで注文なんすけど当時は葉書か電話だったすよね。

 それから5日後、郵便受けに印刷物が入っていた。「ご注文の商品が届いております。下記内容をご確認の上、表記郵便局までおこしください。」

 これはもしや、黒猫館!ついにご対面の日がやってきた。さっそく隣人でもある友人Kにこのことを話すと、

K「おお、来たか!オレも一緒にいってやるぜ。」
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ジャージ姿の二人は近くにある郵便局にいくことに。ちなみに値段なんすけど、
ルミコ 8千円 ジュンコ・モモエ 6千円 マユミ・アイ 4千円

何がどう違うのかはわかんないけど、松竹梅みたいな格差分けがされてたすね。


郵便局に入って届いていてた紙を差し出して、

シゲ「あの、これ取りに来たんすけど。」

 窓口で受け取ったのはかなりレベルの高い若いおねえさん。他にもうひとりおねえさん。彼女も美人系で間違いない。奥に白髪頭の局長とおぼしきおじさん。同行した友人はかなりタイプだったらしく目がいっていた。

局員さん「はい、こちらの品をお受け取りですね?ただいま確認しますね。」

若い方のおねえさんがもう一人のおねえさんに紙を手渡すと別の部屋にとりに出た。

座っていた友人が目配せをしてくる。隣に座った。

シゲ「なんだよ。」
K「おい、かなりマブイよな。こんな近くに美人がいるなんてな。」
シゲ「おお、オレもそう思ってた。二人ともかなりの美人だ。」
K「灯台下暗しつうのはこれだわ。オレ通おうかな、郵便局。」
シゲ「アホか、二人とも彼氏いるに決まってんだろ。」
K「いや、わからん。今度ネクタイしてくっかな。」
シゲ「勝手にしろ。」

窓口のおねえさんに聞こえたのかクスッと笑った。かわいい声だ。

すると奥にいた白髪の局長が「ウ、ウン。」と咳払いをした。窓口のお姉さんは椅子に座りなおしてペコリと頭を下げた。制服がまたいいんすよね。オレ、郵貯口座作ろうかと思ったほどだ。

奥のドアが開いてもうひとりのお姉さんが小包を抱えて帰ってきた。窓口のおねえさんに何やら耳打ちしてクスッと笑った。なんでだろ?

局員さん「お待たせいたしました。こちらの品、新宿黒猫館さまからの送付で、品名は、え?「ラブラブコース・・マユミちゃん」・・? で間違いないですか?」

ベンチシートに座っていたオレたちは固まった。ラブラブコース・・・マジかよ。しかも彼女はキョトンとしている。これがまたかなりかわいかった。

すると友人のKは、
K「わりぃ、オレ先に帰るわ。じゃあな。」
そういって出て行った。
シゲ「おい!ちょっと待てよ、おい!」

後にこの男Kの結婚披露宴にも出席したわけなんすけど、この時ほどこの男の人間性を疑ったことはない。たぶん私がチンピラにからまれたら真っ先にいなくなるだろう。本当にそう思った。

局員さん「よろしいですか?」
シゲ「あっ、はい、それです。間違いないっす。」
局員さん「金額が4千円と手数料300円いただきます。」
シゲ「あ、はぁ、4千3百円すね。」

 さて、代金を払うとさっき荷物を持ってきたおねえさんが、うつむきながら肩が小刻みに震えている。なにか必死に笑いをこらえているようだ。こんな時、笑っちゃいけないと思えば思うほどはまるものだ。これはきっと中身がバレバレなんだろう。そうに違いない。マジかっこわりーよ。しかもこんなかわいい娘の前で。
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小包を受け取った私は「ども!」と言ってドアを開けた。

外でKが待っていた。私の顔を見るなり、
K「あはははは、中身バレてんじゃねーの?うけるわ。」
シゲ「てめえ逃げやがって。かなり恥ずかしかったぞ。」

次回は開封するとこから。ちなみにかわいい若いおねえさんは翌春から姿がみえなくなった。
ではまた。

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